私は新卒で大企業に就職し、転職では中小企業に就職しました。
現在は派遣社員ですが、配属先は大企業となります。
そこで今日は中小企業と大企業では職場環境はどう違うのか?という観点でどちらも経験してわかったことをまとめていきたいと思います。
目次
オフィス設備
オフィス内
オフィス環境はもちろん大企業の方が◎。
そこはやはり資金力の差があるので仕方がないかもしれません。
大企業は基本的にIDカード(社員証)をかざしてオフィスに入館しますが、中小企業時代は指紋認証で入っていました!!(転職当初のカルチャーショックの一つでした)
また人数が少ないため、各フロアにあるトイレの数も中小企業と大企業では違ってきます。
その他の備品については、最近はコロナの影響で中小企業であっても個人ノートPCは普及していると思いますが、私が所属していた頃は1人に1台ということはなく、課の共有PCが何台かか支給され、使う人が交代で使用していました。
しかし文房具やデスクトップPCについては大企業も中小企業も同じような品質・価格の物が支給され、そこに格差はありませんでした。
システム
中小企業では大企業と違い社内システムも整えるのがとても難しく、手作業で行うものは多かったです。
例えば大企業であれば社内システムを導入し、入力するだけで全て反映させることができますが、中小企業では経理関係など最小限のシステム(奉行など)を導入し、課単位の仕事は課員が作成したエクセルを使用して入力・共有を行なっていました。
そのため中小企業では大企業以上にマンパワーが必要となります。
またセキュリティに関しても大企業レベルでの管理の徹底は難しく、USBを使用していたり、社外から自分の個人携帯やPCで社内ページやメールにアクセスできたりしていました。
当時は初めてのオフィスワークということもあり特に疑問には思いませんでしたが、大企業に派遣されて事務職として働き始めてからはシステム・セキュリティ格差には大変驚きました。
発案→運用開始のスピード感
私が経験した感覚に限って言うと企業の大小に関わらずスピード感は会社の社歴によるところも大きいと思います。
*もちろん歴史だけではなく、様々な要因でスピード感は早かったり、遅かったりすると思います。
私が勤めていた大企業も中小企業もどちらも歴史の長い企業であったため、基本的に発案〜運用開始までに時間を要しました。
ただ中小企業の場合は大企業よりも社長との距離が近い分、社長とコミュニケーションを取ることも多く、そう言った点では自分の意見や思っていることを伝える機会は多いと思います。(*意見しやすいという意味ではありません)
社長と距離が近いことで社長から意見を問われることがあるため、そう言った上への伝わりやすさは中小企業の方があるかと思います。
しかし社長に伝わったからと言ってそれがすぐに動き出すわけではなく、そこからさらにステップは必要となります。
福利厚生
福利厚生面では私が経験していた2社を比較した限りではやはり大企業の方がよかったです。
例えば大企業に所属していた頃の有給休暇は年20日でしたが、中小企業では初年度については年10日でした。
また財形貯蓄や持株会なども大企業にはありましたが、中小企業にはありませんでした。
しかし大企業も中小企業も共通する部分はあります。
例えば、福利厚生として使えるベネフィットステーション。
大企業でも中小企業でもベネフィットを通してホテルやジムなどは法人価格で利用することができました。
また特別休暇についても忌引き、結婚休暇、感染症による特別休暇などはどちらにも共通してありました。
イメージ的には大企業の福利厚生は充実、中小企業はしょぼい(失礼)というのがあるかもしれませんが、決してそんなことはないということを覚えておいてください。
人材
人材に関していうと正直、大企業も中小企業も入社した時点での能力差はほぼないと思いました。
学歴に関しても中小企業はさすがに旧帝大や早慶上智卒は少なかったですが、基本的に学歴のある人が多かったです。
大企業にも中小企業にも共通することとしては、勤勉な人とやる気のない人の差が激しいということです。どこの企業でも同じなんですね。
例えば基本的に若手はやる気に満ち、真面目に働き結果を出そうと必死に頑張る人が多かったです。
しかしどこかを境に「この仕事内容でこの給料もらえてラッキー」的に考えるベテラン勢も少数派でしたがいるにはいました。
そのような上司の下で働いた場合、自分もそちらに流されるか、あるいはその上司の分まで自分が働くか、どちらにしても良いことはありません。
こればかりは企業の大きさに関わらず運要素も強いものです。
人間関係
各職場にもよりますが、大企業(私が経験したCAの場合は特殊ですが・・・)の場合、接する関係者が非常に多いため、関係性は”広く浅く”になりがちです。(もちろん職場によりますが)
しかし中小企業はコミュニティが狭いため、関わる人との関係性も”狭く深く”といった感じでした。(こちらも職場によります)
例えば私の勤務していた中小企業(社員100名程)では、全員の顔と名前、またその人がどのようなキャラクターなのかまで各々が把握していました!
コミュニティが狭いため、良い噂も悪い噂も一気に広まります。私が働いていたわずか1年の弱の間にも何度も同僚の噂を耳にしたように、同僚も同じく私の噂を多少はしていたのだと思うと少し怖くなります。。。
しかし一方で社員同士の仲が良く、事あるごとに集まったりランチに誘ってもらったりはしていました。
やはり一長一短ですね。
まとめ
以上が実際に働いてみて感じた大企業と中小企業の職場環境の違いでした。
どちらも経験して思ったことは、イメージだけが先行しますが実際に働いてみないと環境の違いはわからないということです。
規模が大きい方が職場環境が良い、ということでもありません。
もし大企業から中小企業(逆も然り)に転職を考えている場合はイメージだけでなく実際にどのようなポイントがどのように違うのかまで把握してミスマッチを防ぐことが大切です。
それでは本日もお読みいただきありがとうございます。
おやすみなさい😌
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