今日はANAグループがついに2021年度の採用中止を発表し、薄々わかってはいたものの衝撃を受けました。
新卒を採用しなかった年は前回は15〜20年くらい前になります。
この状況下であれば止むを得ない決断ですが、それでもなんとか前向きに努力できる人が次のチャンスを掴めるのだと思います。
そんな中ですが今日は「CAが体育会系と言われる理由」について実体験を通じて見てきたこと・感じてきたことをまとめていきたいと思います。
*日系航空会社にいた経験をもとにしています。外資はまた違うかもしれません。
目次
体力勝負
これは予想通りかと思いますが、思った以上に体力勝負でした。
私は幸い体力には自信があったのでそこまで苦労はしませんでしたが、体調管理にはある程度気を遣っていました。
起きる時刻・寝る時刻・勤務時間・勤務環境、毎日変わります。
人間は環境に慣れるものですが、CAのように毎日あまりにも不規則な生活をしていると慣れるまでに時間がかかります。
また不規則な生活のため、ベッドに入ってもなかなか寝付けないこともあります。
しかし一睡もできなかった翌日、どんなに眠くても体調が悪くても顔が浮腫んでいても普段通り笑顔で元気に仕事をしなくていけません。どんな仕事でもそうですが、CAのように不規則な生活の場合、常に万全な体調で働くことは難しいです。
結構大変です。
体力に自信があった私も一番辛かったのは、一睡もできずに翌朝仕事に向い、成田〜ワシントンのフライト(約14時間)に挑んだ時です。
当時はオフの度にジムでハードなエクササイズを3時間程する習慣がありましたが、それでもワシントンはハードでした。。。
先輩絶対主義
これもよく言われていることですが、日系あるいは韓国の航空会社は本当に上下関係が厳しいです。
数年いると次第に”後輩力”を身に付けます。
例えば、
・お弁当を選ぶ時は、先輩が選びそうにない方を選ぶ
・エレベーター・ドアは先回りして開け、押さえる
・大変そう・面倒そうな仕事はさりげなく自分がやっておく
・先輩が動かなくてもいいようにとにかく自分が動き回る
・自分が先に行った訓練の情報は言われる前に先輩にシェアする
・話にうまく同調する
などなど。これらは全てCAの常識であり、数年いるとほとんどのCAが普通に(無意識に)できてしまいます。
比較的マイペースな私は後輩力が高い方ではありませんでしたが、気づけばそこそこのことはできるようになっていました。
私も中高6年間運動部にいましたが、その時とはまた少し違った感覚でした。
ポジティブ・切り替えが早い
本当に皆ポジティブです。
CAは日々色々なイレギュラーに遭いますが、皆驚くほどさらりとそれらの試練を乗り越えてしまいます。
何かあった時に「わぁ、これは大変だけどなんとかなるっしょ!」という具合です。仕事でも私生活でもそのようなマインドの方が多かったです。
ポジティブで前向きで過ぎたことは気にしない、次に進まなくては!
という感覚が染み付いているような感じです。
アクティブ
そしてとてもアクティブでもあります。
私もそうでしたがどんなに疲れていても休日にずっと家で寝てることはほとんどなく、ジムや英会話に通ったり、国内・海外旅行で自分の活動範囲を開拓したり。
年に2回ほど6〜10連休がありましたが、だいたい皆海外に行きます。
それも直行便で行けるところではなく、成田や羽田から何度か乗り継いでやっとたどり着くような場所に行く人が多かったです。
例えば、キューバ、クロアチア、サントリーニ、セドナなどがとても人気でした。
仕事であれだけ動き回っていても、休日もさらに活動し続けるというアクティブさは退職した今ではありませんが。笑
チームワーク
このブログでも何度もお話ししていますが、CAにとってとても重要な能力がチームワークです。
1人で抱え込まずに常に周囲と協力しながら進める、誰かに手助けが必要だとすぐに気付きすぐにヘルプする、いつも同じ目標に向かってチームでフライトを作り上げる。
そのような場面が常にあります。
私も中高と球技をしていたので、そのチームで何かを成し遂げる感覚を思い出し、とても懐かしくなりました。
これこそまさに体育会系の真髄だと思います。
まとめ
以上がCAが体育会系と言われる所以です。
CAというと優しくて気配りができて、という癒しの部分もありますが一方でとても強く明るく前向きな女性たちの集まりでもあります。
そんなCAの仕事で身についたこの体育会気質ですが、この後一体どう活かしていこう?笑
それでは本日もお読みいただきありがとうございます。
おやすみなさい😌
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