エアライン氷河期【採用されるCA像について】

airplane lighting

昨日はANAに続きJALも新卒採用中断とのことでザワつきましたね。

このようなご時世、私がお伝えしたいことは簡単に言うと昨日のtwitterで呟いた通りです。

 

今日はこれについてより詳しく「就職氷河期に求められるCA像」について私の思うことをまとめみました。

採用年度によってCAのカラーは微妙に違う

実際にCAとして働いてみて、入社年度によってキャラクターが微妙に違うことがわかりました。

例えば、この年はほんわか系が多い、この年は強め、この年は読者モデル多めで華やか、この年は高学歴多めで賢い、などなど。

採用側も年度によってある程度カラーを絞って社内全体のバランスを取ろうとしている、というの話は噂レベルでは聞いたことがあります。

では、就職(特にエアライン)氷河期(SARSの流行・リーマンショック・東日本大震災時)に採用されたCAはどのような人が多いのか?

私は入社当時からそれがすごく気になっており、趣味の範囲である程度分析をしてきました。笑

そこで一つ私の中で「これだ!」と思うポイントが見つかりました。

どこの企業にも採用されそうな人

私が見つけた共通点はまさにこれです。

「どこの企業にも」と言うのは航空会社に限ったことではなく、例えば倍率の高い日系大手企業(就職したい企業ランキング常連のような)のイメージ。

エアラインエアラインしている人よりも、どちらかと言うと真面目で素直で明るい学生、というようなイメージです。

例えば、髪の毛がガッチガッチに固められていたり、口紅が真っ赤だったり、模範的で完璧な笑顔ができたり、喋り方にも隙がない学生よりも、真っ直ぐで真面目、多少不器用でもどこか応援したくなってしまうようなフレッシュな学生というイメージです。

実際に就職氷河期時代に採用された周りの同期や先輩を見ても、基本的には真面目でストイック、明るくて社交的で素直な方々が多いです。

総合職を目指していたが就職氷河期のせいで叶わず、親に反対されながらもCAとしての就職を決めた子や大手総合職の内定をいくつか蹴ってCAを選んだ子も何人かいました。その中には、入社早々CAからの総合職転換試験を目指して日々努力しているという強者も!

では具体的にそういった方々にはどのような共通点があったのか振り返ってみます。

真面目で努力家

CA全般に言えることですが皆揃いも揃って本当に努力家です。

フライト前は実は事前に個人で準備することがたくさんあります。(機内物品の搭載位置を覚えたり、食事内容を日英で説明できるようにしたり、フライトの目標を考えたり。)

爽やかに卒なくこなしているCAも実は陰でとてつもなく努力していたりします。

たまに外でははっちゃけている人もいますが笑、そういう方々も根はすごく真面目でストイックなことが多いです。

CAの仕事は安全に関わる業務であるため、日々真剣に安全飛行に向き合っています

例えば、ギャレーのロックが一つ外れていたのを偶然見つけられただけで、フライトが終わっても延々とステイ先へのタクシー内で先輩に説教され続けたりします。(本当です)

そのくらい安全にはうるさいです。

そういった日常業務を日々長時間こなしていくので、やはり根本的には真面目な人が多いのだと思います。

素直

氷河期世代の一番の特徴として、この素直さが顕著に見受けられます。

とにかくとてつもなく素直でこちらも一緒に仕事をしていてとても気持ち良い人が多いです。

CAは結局上がいる限りいくつになっても毎回違う様々なタイプの先輩から指導を受け、教えてもらう立場にあるため、素直に受け止め、実行することが求められます。

 

しかし、素直ということは良くも悪くもその環境に染まりやすいのも事実です。

実際入社依頼数年会っていなかった同期と久しぶりにフライトが一緒になったりすると、〇〇ちゃんも変わっちゃったなぁと感じることもありました。(私も人からするとそのように思われていたかもしれないので人のことは言えませんが。。。)

わかりやすい定番の話として、「地元に帰った時に昔の同級生にはなんて言われる?」という話題があります。

自分でも明らかに変わってしまったと自覚していた子たちは自虐的に「地元の友達には『〇〇ちゃんどうしたん?あの頃に戻ってきてー』と良く言われるわ。笑」と言っていました。

チームワーク力(協力的である)

CAに求められる最重要項目ですが、これは特に日系の会社では航空業界に限らず新卒に求められる能力の一つにもなっています。

周りには本当に優しく、協力的でかつ「え!そこまでしてくれてたの?」というまさに痒いところに手が届くような気配りができる人がたくさんいました。

運がいい!

これは私が就職活動中に参加したとある新聞社主催のエアラインセミナーで講師の先生が仰っていたことです。

その方は「運のいいCAが集まると自然と良いフライトになる」と仰っていました。

当時は何かとても斬新なことが聞けた!という感覚でしたが、実際にCAになってみると運がどれだけ大切かを実感しました。

安全面に関わることはもちろんですが、お客様満足に関わることでも運が良い人はなぜかクレームをもらうことがほとんどなかったり、ピンチの時にもなんだかんだでうまく切り抜けてしまったりします

これはフライトにはとても大切なことです。

実際周りの先輩や同期にも運の良い人がたくさんいて、訓練でもギリギリのところで合格したり、怖い先輩CAとのフライトが前日にいきなり勤務変更になったり、お客様にクレームを貰いそうになってもなぜか最後にはお褒めをいただいたり。

運というのもCAの独特な能力の一つだと思います。

まとめ

以上が私の体験談から考えた「就職氷河期時代に求められるCA像」でした。

昨日のツイートでも触れましたが、大切なのは「幅広い業界を見ています。それでもやっぱりエアラインで働きたいです。CAになりたいです!」というような視野の広さだと思います。

本気で目指しているとどうしても一点集中してしまいがちですが、エアラインに絞って就活を進めるよりも、客観的な視点でフラットに企業研究に取り組むことをおすすめしたいです。

それでは長くなりましたが、お読みいただきありがとうございます。

おやすみなさい😌

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アフターコロナの航空業界(エアライン)【必要とされるCAは・・・】 | REI❤︎WORK へ返信する コメントをキャンセル

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