「ハケンの品格」第4話 ネタバレなしの感想【派遣社員のドラマと現実】

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今週も「ハケンの品格」観終わりました!
またいつも通り「派遣社員のドラマと現実」という観点でまとめていきたいと思います。

今回のテーマは新入社員と派遣社員」「同一労働同一賃金についてです。

新入社員と派遣社員

新入社員の教育は社員の仕事?

仕事内容や配属先にもよりますが、基本的には正社員が新入社員の教育を行うところが多いです。しかし例外的にベテランの派遣社員や仕事のできるOJT経験のある派遣社員がいる場合は派遣社員が教育を行うこともあるようです。

私も最初は日常業務において新入社員にどこまで教えるべきか、自分は派遣社員であり、まだ配属されて日が浅いというのもありとても迷いました。

ですが基本的に毎日日常業務でわからないことがあればその都度隣で教えています。また最近はOJTインストラクターの社員がリモートというシチュエーションもあるので、その際は私も新入社員を気にかけながら業務を進めています。

結局「派遣社員がどこまで教えていいのか」問題、それは「配属先の方針に従う」ことになると思います。

私の配属先は正社員と派遣社員の明確な業務の差がない方なので、新入社員の教育についても「都度みんなでサポートしましょう」という方針を取っており、OJTインストラクター以外でも一丸となって新入社員を教育しています

新入社員は大切に育てられ、派遣社員は雑用?

これは極端かもしれませんが、それに近い扱いではあります。

新入社員と派遣社員、大きな違いは「教育と成長」にあると思います。

派遣社員は手が足りない時の穴埋め的な役割新入社員はこれからその企業を担っていく基礎のような役割です。新入社員はこれから会社を成長させるために大切な人材なので若いうちから育成する必要があります

そのため、派遣社員はその場その場で業務の進め方を現場で覚えていきますが、新入社員はしっかりとした研修制度で一通り全体像を教育されてから現場に出て業務に入ります。*職場によって多少の違いはあるかもしれません。

派遣社員である私は業務の進め方は理解しているものの、全体像が見えていないため、「何のために」「自分の見えない部分ではどういう工程で」その仕事が進んでいるのか理解できないことがあります。

そこが教育格差となって新入社員・派遣社員の間の能力も大きく開いてしまう原因かなと個人的に思いましたが、雇用制度が違うので仕方なし。派遣社員でも進んで先輩に質問したり、自分で調べることで理解を深める努力をしなくてはならず、新入社員のように周りから成長はさせてもらえません

同一労働同一賃金

派遣先均等・均衡方式と労使協定方式

今年4月から同一労働同一賃金の制度が始まりましたが、今回ドラマで近さんが少し説明していたように派遣会社は2つの方式のどちらかを採用して派遣社員の給与を支給しています。

派遣先均等・均衡方式
→派遣先の企業で同一労働をしている社員と同一の賃金を支給する方法
労使協定方式
→派遣会社との労使協定に沿って派遣社員に賃金を支給する方法

①の場合、派遣先によって同じ派遣会社の社員でも賃金にばらつきが出たり、派遣先企業が自社の社員の給与を展開しなくてはならないというデメリットがあるため、多くの派遣会社は②を採用しているようです。(私の派遣元も②です)

よって同一労働同一賃金が開始されても私の場合、以前と待遇は変わっていません

派遣社員でも交通費・特別休暇などに変化

では同一労働同一賃金で何が変わったのか?

私は無期雇用派遣なので特に何も変わっていませんが、通常の派遣社員でも交通費が出たり、特別休暇が付与されたりと少し正社員に近い待遇になってきているようです。*こちらもそれぞれの派遣会社によりると思います。

まとめ

以上が今回の「ハケンの品格」から見る「派遣社員のドラマと現実」のまとめでした。

私も同一労働同一賃金に関しては期待はしていなかったものの、4月から何か変わるのかと興味はありましたが結局何も変わりませんでした。笑

ドラマ内でも言われていたように、本当に同一労働同一賃金になってしまうと正社員のメリットがなくなってしまいます。なので今後も派遣社員の待遇が大きく変わることはなかなか難しいのだと思います。

そんな派遣社員の厳しい現実の中にあっても、大前春子はさっぱりと割り切って自分にできることを最大化させているのがこのドラマの最大の魅力ですね!

それでは本日もお読みいただきありがとうございます。
おやすみなさい😌

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