想像の通り、CAは本当に不規則・不摂生な生活を余儀なくされます。これはCAになった以上避けては通れない、仕方のないことです。
もちろんそれでも努力してしっかり健康管理をしていくわけですが、それにも限界があります。
ではどういったところが不規則・不摂生なのか。
一つずつ見ていきます。
目次
1. 時間
まずは時間的なもの。
CAはどこの航空会社もシフト制であり、毎月の勤務時間・休暇は固定ではありません。加えて国際線には時差があります。国内線ではなんとかやっていけたとしても国際線の時差は体には大きな負担となります。
例えば、きつかったのはアメリカの西海岸。
アメリカは西海岸も東海岸も日本からは日付変更線を超えて、時間を遡っていく感覚です。これが辛いのです。。。
ではなぜ東海岸より西海岸が大変なのかというと、見ての通り日本からの距離は西海岸の方が東海岸よりも近いのでステイ時間は短く、しかし日本からの時差は東海岸よりも大きいからです。
例えばサンフランシスコならば日本との時差は通常17時間、サマータイムでは16時間です。
これがニューヨークだと通常14時間、サマータイムで13時間となり、東と西では約3時間前後の時差が発生します。
時差が大きいということはそれだけ体にかかる負担も大きいです。
しかし、もちろんフライト時間は西海岸の方が短く約10時間前後、東海岸は約13時間前後。
CAはフライト時間に応じたステイ時間が与えられるため、フライト時間の短い西海岸は日本との時差が大きいにも関わらず、ステイ時間は短いのです!
航空会社にもよりますが、私が在籍していた会社では西海岸の場合、ステイ時間は約24時間前後でした。
この時間内に体を適用させるのはかなり難しかったです。(それでも1年くらいしたら私の場合は体が勝手に順応していました。健康なのか、不健康なのか・・・。)
2. 気候
続いて気候。
国内だとつい昨日まで札幌にいたのに、今日は那覇というパターンは良くあります。
また長距離フライトでは、2泊4日で豪雪のシカゴ(約-20〜10℃)、帰国して数日後、体が戻らないうちにバンコク・シンガポールということはしょっちゅうでした。気温差にして最大50℃程。怖いです。。。
また気温だけではなく、東南アジアなど外気温が高い国は外が暑いため、室内ではホテル、ショッピングモール、空港とどこにいても強力なエアコンが作動しています。。。室内外の気温差は約10℃程。。。
そしてそういった暑い地域ではホテルで寝る場合も、宿泊先によってはエアコンの温度調節がうまくいかず、ONにすると寒い、しかしOFFにすると暑い(そしてアリも出没!)という現象が良く起こります。
仕方なくONにしたまま寝るのですが、極寒で目が覚める。。。その繰り返しに悩まされることもありました。
3. 食事
そして食事。
毎日の食事時間はバラバラです。
勤務時の食事は国内や近場のアジア圏など1日複数回フライトがある場合は便間、国際線の場合は休憩時間に食事をするため、常に時間に追われながら、味わったり食事を楽しむ余裕もありません。
また魅力の一つでもありますが、様々な国で様々な食事をします。
それはとても楽しいものでもありますが、時に体に合わないこともあります。
例えばインドカレーでお腹を壊したり、東南アジアの香辛料が合わなかったり、アメリカのファストフードで胃もたれしたり。
また国内国外関係なく、ステイ先で時間や交通手段がなく、コンビニ弁当やカップラーメンで済ませることも多々あります。
食事は体の資本だとわかっていながら、マネジメントはすごく難しいです。
まとめ
以上がCAの不規則・不摂生な生活の要因となる部分です。
CAは様々な変化を楽しめる職業でありとても魅力的である反面、毎日違った生活習慣を余儀なくされます。
そこをプラスに捉えながら、マイナス要素は自己管理で補っていく、そんなスタイルが理想ですがなかなか苦労しました。。。
それではお読みいただきありがとうございました。
また明日😌
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