10年ほど前のGWは就活で心身ともに疲弊していた自分を思い出し、本日はこのテーマについてお話ししようと思いました。
目次
就活体験記を読み、内定者の就活方法を統計
始めに、就職活動を効率良く進めるためにはこれが一番大切です。
なぜなら、まずは努力の方向性を決めないと努力しても結果が伴わなくなってしまうからです。
私の時代は市販の雑誌やキャリアセンターの先輩就職体験談集を読んだり、また企業のHPの内定者の声といったものが体験談を収集できる主要なツールでしたが、最近はこういった情報収集手段は他にもTwitter、Instagram、Facebook等のSNSで手軽に行うことができます。
ここで自分の志望業界の内定者体験談をできるだけ多く収集します。
そして収集した情報を元に
内定者はどのような方法で、何に重点を置いて、どのような意識を持って就職活動を行っていたか
を抽出し、統計を取ります。
統計を取ることによって、その業界における最も効率の良い就職活動方法の傾向が見えてきます。
私が就職活動を開始した時はまず始めにこの方法を実行し、自分の進みたい業界の内定者が行っていた就活方法の共通点はOB・OG訪問だとわかり、早速行動に移していきました。
OB・OG訪問 (志望度が高い企業は最低でも3人・多職種)
私が一番力を入れたのはこのOB・OG訪問でした。
先程も説明した通り、内定者体験談を読み、統計を取った結果、内定者の行動として多くの先輩方が実施していた共通点を素直に行動に移しただけです。
業界によってどれほど重点を置いているかにもよりますが、未だに暗黙の了解でOB・OG訪問必須の業界は結構あります。
私は就職活動全体で合計38人の方にOB・OG訪問をさせていただきました。今思えば貴重なお時間を非常に多くいただいていたなと感謝してもしきれない程です。
そして内定した2社については航空会社8名(CA、GS、総合職)、商社5名(総合職、一般職)の方にOB・OG訪問させていただきました。
*これは内定した会社の社員の方をカウントしていますが、もちろん同業他社・ライバル会社も含め30名弱の方々を訪問させていただきました。
ではなぜOB・OG訪問がそんなに重要なのか?
私もただ合格体験記に沿って行動しただけなので、初めはその理由も良くわかりませんでした。
しかし今はっきりと言えるのは以下のような理由です。
・リアルな企業研究ができる→説得力のある志望動機に繋げられる!
・OB・OG訪問を受けた社員の方から人事に話が伝わることもある
・志望している会社の社員と話すことに慣れることができる→面接の免疫力がつく!
・面接時に予想される少し難易度の高い質問の答えを質問できる順番に説明します。
リアルな企業研究ができる→説得力のある志望動機に繋げられる!
これはとても強いです。
私も志望動機を他の就活生と差別化することに苦労していましたが、OB・OG訪問を重ねるうちに、徐々にその企業のコアな部分が見えてきて、感覚的に「この会社はこんな会社」と掴めるようになりました。
ここまできてしまえばもう差別化できたも同然です。
私は面接時にOB・OG訪問をさせていただいた時の話をし、「このような〇〇な方々(その社員の方々の特徴)と一緒に〇〇(その時会社が掲げている目標など)を目指して努力していきたいと思います」と思ったまま素直に伝えました。
OB・OG訪問を受けた社員の方から人事に話が伝わることもある
これも良く聞く話ですね。
私の時はどうだったか真相は確かではありませんが、最終面接まで進んだある企業のOB訪問の際には「OB訪問アンケート」のようなものを記入することもありました。
学校・学部名やそのOB・OGとはどのような繋がりか、などを記入した覚えがあります。
きっとそのようなものを記入するよう促された場合は、良くも悪くも人事には伝わっていると思います。
志望している会社の社員と話すことに慣れることができる→面接の免疫力がつく!
これも初めは気付きませんでしたが、面接まで進むと感じるようになります。
大学生の頃はなかなか会社員と面と向かって真剣な話をする機会は少ないと思います。
そのためOB・OG訪問は憧れの社会人とお話しするのに慣れる為の大変貴重な機会でもあります。
私はたくさんの社員の方々とお話しさせていただいたおかげで、面接に進んだ際には緊張もせず、素に近い状態でお話しすることができました。
面接時に予想される少し難易度の高い質問の答えを質問できる
これには本当に助けられました!
面接時には就活生の志望度や思考力を試すために少し難易度の高い、また少し意地悪な質問をされることがあります。
私が受験していた商社や航空会社は比較的圧迫面接は少ないように感じましたが、考えないと答えられないような質問もされます。
私は予めそのような難易度の高い質問を想定し、OB・OG訪問の際にさりげなく先輩方に質問していました!
内部の方だからこその視点でご意見をいただき、どんな回答マニュアルよりも非常に府に落ちたのをはっきりと覚えています。
そして本番でも予想通り面接官からそのような質問を受け、先輩から伺ったようなお話をさせていただきました。
私がその時受けたのは次のような質問です。
「昨今、機内ドリンクの有料化が進んでいますが、そのことについてはどのようなご意見をお持ちですか?」
といったものです。あなただったら何と答えますか??
本番を意識した面接練習の徹底
こちらは面接に向けた練習です。とにかく練習あるのみ。
私の場合はとてもシンプルに単語カードを用意し、表に質問、裏にその回答(キーワードのみ)を書き込み、それをひたすら繰り返し練習しました。
質問の数だけでも30〜40にはなると思うので、それをひたすら繰り返すのはとても根気が要ります。
ここでのポイントは本番さながらの姿勢・目線・声の大きさ・話のスピードで練習することです。
私は一人で部屋に籠もって一人芝居のようにひたすら練習していましたが笑、同じく内定した同期は家に何人かで集まり、順番に面接官と受験生役を回して練習していたそうです。
家ではなかなかできない場合は昼間のカラオケボックスで割と安い料金で一人練習することもできると思います。
または家族や兄弟に面接官役をやってもらった人もいました。
これはとてもシンプルですが非常に効果があり、面接でも普段通り緊張せずに話すことができます。
とにかく練習あるのみです!
まとめ
以上が私が就職活動時に行った効率の良い就職活動方法です。
他にもいくつか必要なことはありますが、私が特に効果を実感したものを紹介しました。
現在このような状況で暗くなってしまう学生も多いと思いますが、私の時代もリーマンショック後の就職超氷河期世代だったので気持ちは痛い程良くわかります。
大切なのは、やるべきことを地道に行うこと、自分に負けないというよりは時代に負けないという意識でいることだと思います。
テレビやネット、SNSなどでは色々な人が好き放題に不安を煽ってきます。
ですが時代がどうであっても、個人の努力と意識次第でいくらでも状況は変えられます。
だからそういったネガティブな情報はスルーしましょう!
またそのような苦労を乗り越えればそれはその先の人生でも必ず大きな力になります。
あの時代の辛い就職活動を乗り越えた経験は今でも辛い時に私を支えてくれる大きな原動力となっています。
就職活動中の方々、これからスタートする方々、応援しています!
それではお読みいただきありがとうございます。
また明日😌
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