今日は苦手な上司との上手な付き合い方についてです。
上司と言えど、性格もバックグラウンドも千差万別であり、一括りに対処法をまとめるのは困難です。
しかし私はCA(客室乗務員)や社長秘書として様々なタイプの難しい上司と仕事をしてきた中で少しだけそのコツを掴むことができました。
どんな上司との関係であってもこれだけを押さえておけばなんとかなる!ということに気が付いてからは仕事上の人間関係もだいぶ楽になりました。
今日は私の経験談から学んだ苦手な上司との上手な付き合い方を紹介したいと思います。
目次
大切なのは「コミュニケーションを避けない」こと
何よりも大切なことがこの「コミュニケーションを避けない」ということです。
とは言っても、苦手で性格も受け入れられない上司の顔も見たくない、と思う方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、最初は本当に無理だった上司でも、根気よくめげずにコミュニケーションを取っていくことで驚くほど関係性は良くなり、仕事も円滑に回るようになります。*パワハラやセクハラなどをする上司は別です。早めに周りに相談しましょう。
そもそも苦手な人、嫌いな人とはコミュニケーションを取らなければいいのかもしれません。
私生活ではそれでもいいのかもしれませんが、仕事となると上司との溝が深まることで円滑に仕事が進まなくなり、自分にとっても周囲にとってもいいことはありません。
上司とはこまめにコミュニケーションを取ることが大事ではありますが、苦手ならばこまめに意思疎通をすること自体億劫になります。
それならばまずは「コミュニケーションを避ける」ことをやめてみるといいかと思います。
体験談①客室乗務員時代の怖い上司
CA時代は数々の恐ろしい名物上司たちと出会ってきました。笑
その当時はとても辛かったですが、今となってはあの頃に人付き合いの基礎を学べたのだと実感しています。
客室乗務員になって4年目のこと。とても怖くて有名な大先輩と同じグループに配属されました。
初めてその方と一緒になったフライトでは始まる前から泣き出してしまう方もいらっしゃるほどでした。
私もとても怯えていて、始めはまともに目を見て会話をすることすら躊躇してしまうほどでした。
しかしそれでも仕事なのでコミュニケーションを避けるわけにはいきません。
そこで私は開き直り、他の人に接するのと同じように緊張せずにコミュニケーションを取ることにしました。
始めは冷たく返されたり、きつく言われたりもしましたが、めげずに周りの先輩たちと接する時と同じ態度でひたすら根気よく自然にコミュニケーションを取り続けました。
すると2~3か月もするとプライベートな会話を上司の方からしていただけるようになりました。
私はとにかく避けることなく自然体で、めげずにコミュニケーションをとっていただけです。
上司との距離が徐々に縮まってきたことで、仕事上でも躊躇なく報告・連絡・相談ができるようになり、結果チームとしてのフライトの雰囲気も格段によくなりました。
自分が相手に対して苦手意識を持っていたり、構えていたり、特別視してしまっていることは必ず相手には伝わってしまいます。
それはお互いの関係をギクシャクさせてしまうだけにとどまらず、職場の雰囲気までの険悪にさせてしまいます。
体験談②社長秘書時代の怖い上司は社長以外にも・・・
秘書時代も様々な人間関係の中で揉まれてきました。。。
中でも印象に残っているのはとある部署の部長。
当時社長秘書をしていた私は、社長だけではなく、様々な部署の部長と信頼関係を気付くことが大切な仕事の一つでした。
秘書職未経験の私が入社してすぐに社長命令を部長に伝えなくてはならない場面がありました。
私は自分のような身分で大ベテランの方々に協力依頼をしなくてはならなかったので、その態度には大変気を遣い、できる限り下手に、そして謙虚にコミュニケーションを取っていたつもりでした。
しかし私のような未経験の小娘に何か意にそぐわないことを依頼されることは、大ベテランの部長方からするといい気持ちはしなかったはずです。
ある一人の部長はその態度があまりにも顕著であり、私との会話の中で私が発した言葉の端々のちょっとした表現の言い間違いなどを指摘してきたり、会話をするだけで上揚げ足を取られるようになりました。
それもかなり荒げた口調で😣
今考えるとちょっといじわるだなと思いますが、当時はとにかく必死であり何とか円滑にお互いに気持ちよく仕事を進めるために必死でした。
私はその部長のことを避けたかったのですが、CA時代の学びもあり、とにかくこまめにコミュニケーションを取ることにしました。
たとえば朝の挨拶。すれ違った時などのちょっとした会話。大事な用を依頼するときはできるだけ対面で。などなど。
それでもなお、揚げ足を取られたり、きつく返されたり、時には怒られたりを繰り返していました。。。
しかしその時にふと、「怒られることも一つのコミュニケーション。何もないよりはずっといい!」と超ポジティブに開き直れるようになったのです!!
”怒られることすらコミュニケーション”という境地(笑)に行きついた私は徐々に苦手な上司とのコミュニケーションも恐れなくなってきました。
結局その部長とも2ヵ月もすると打ち解けることができ、私が困っている時にも助けてくれるようになったのです。
まとめ
以上が私が苦手な上司との人間関係を円滑にしてきた経験です。
冒頭でも触れましたが、様々なタイプの上司がいる中で距離の縮め方・攻略の仕方も様々だと思います。
しかしこのように「コミュニケーションを避けない」ことを意識するだけで格段に仕事がしやすくなります。
時には怒られたり、うまく自分の思いが伝わらなかったり、誤解されたり、意地悪めいたことをされたり、心が折れそうになることもあります。
そんなときに大事なのは「めげずに根気よくコミュニケーションをとっていく」ということ。
うまくいかない期間は辛いですが、コミュニケーションを遮断するよりはずっと前進です。
そして気付くと苦手意識はなくなり、自分だけでなく周囲まで気持ちよく、仕事がスムーズに進むようになると思います。
人間関係の悩みはいつの時代も尽きませんが、そのようにうまく向き合っていくことで必ず得るものはあります。
以上が「苦手な上司との上手な付き合い方」でした。
長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
それではおやすみなさい☺
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