オーストラリア語学学校の授業実態

black board and clock

今日はオーストラリアの語学学校に通っていた頃、日本と違って驚いた点・斬新だった点などをお伝えしたいと思います。

*私個人が経験したことであり、これらが全ての語学学校に当てはまるわけではないのでご了承ください。

1. 先生はMC!(授業で発言する割合は先生2:生徒1)

よく言われることですが、外国の語学学校では生徒はとにかく喋り、生徒主体の授業が主流です。

 

日本式教育に慣れている私が感じたのは、「バラエティ番組みたい」ということでした。笑

私が通っていたのは私立の語学学校だったので堅苦しい雰囲気もなく、オーストラリアらしいのびのびとした授業がほとんどでした。

わかりやすく例えるなら、先生がMC、生徒が雛壇芸人というまさにアメトーーク形式の授業。笑

 

例えば先生が「みなさん、GWは何した?」と聞くとします。

すると

生徒A「ビーチに行ってサーフィンしました!」
生徒B「私もサーフィン好き!今始めて半年くらい。だいぶ波に乗れるようになりました」
先生「わお!それはすごい。どこのビーチがおすすめ?」
生徒B「シティビーチ!あそこはアクセスいいし、波もちょうどいいの」
生徒C「私もシティビーチ大好き!海沿いにある〇〇っていうカフェが好きなの!」
先生「わかります、あそこのお店は地元の人には有名だよ。何が美味しかった?」・・・

 

このような流れで、生徒が次々と話すのをうまく進行して、かつできるだけ他の生徒も会話に参加できるように、まさにプロのMCのようでした。(私のように話に入れず黙っている日本人がいるとよく話を振られて気が抜けませんでした。笑)

あ、これってアメトーークみたいだな。。。

と密かに思っていました。笑

 

なので授業としてはとても楽しく、適度な刺激もあって英語を学ぶ環境としてはやりやすかったです。

2. 先生のことは名前で呼ぶ (先生と呼ぶのは失礼になる)

これは以前の記事でもさらっとお伝えしましたが、私は非常にカルチャーショックを受けました。

日本の英会話スクール vs 海外の語学学校 徹底比較

 

授業の初日、ある生徒が質問があって

「Teacher! I have a question.」

と言うとその先生は

「Ok, STUDENT!」

と”Student”を強調した後、

「My name is not teacher.
You have your name, also, I have my name.」

というようなことを言いました。

(日本で先生を下の名前で呼ぶなんて一部の人々だけで、もちろんその先生には説教を受けるのが常ですよね。笑)

私も初めはなかなか先生を名前で呼ぶことには勇気が要りましたが、徐々に慣れてきました。

3. テストの点数は基本的に公開

これが一番嫌でした。。。

自信のあるテーマならいいのですが、難しいテーマで思うように点数が取れなかった時も公表しなくてはならず、すごく悔しかったり、恥ずかしかったり。

公表の仕方ですが、先生が発表するのではなく、名簿順に生徒に自己採点の点数をみんなの前で聞いていきます。

そのため、たまに答え合わせの時に赤ペンからシャーペンに持ち替えて解答をこっそり変える生徒もいました。笑

 

全ての先生が公開方式をとっていたわけではないですが、その傾向が強かったです。

4. 生徒は退屈になると無言でふらっと退出

これにも驚きでした!

いくら私立でも日本の習い事や学習塾では見たことがなかった光景だったからです。

向こうでは先生も生徒も「お金を払っているのは生徒だから、授業中の退出も他人に迷惑をかけなければ自由」という発想があるようでした。

なので午後イチの眠くなる授業中はふと教室から窓の外を見ると、喫煙所には若者たちが怠そうにたむろしていました。笑

 

5. 主張できる生徒=優等生

これはよく耳にすることですが、実際現場にいるとここまで顕著なものかとまたもやカルチャーショック。

特に南米系の生徒は主張がとても上手く、例え少し文法が間違っていても流暢に話を進めます。

わからないこともその場で先生の進行を遮ってでも質問。そのメンタルがとても羨ましかったです。。。

日本ではなかなかない光景ですが、そういう生徒ほど先生には評価されていました。(私は常に「なんでそんなにシャイなの?」と言われるキャラになっていました。笑)

なのでそういった生徒とたくさん話せたこと、同じ空間で勉強できたことは日本でずっと生きてきた私にとって大きな財産となりました。

 

まとめ

以上が私がオーストラリアの語学学校で経験した授業スタイルです。

オーストラリアの語学学校と言っても学校によって教育方針も大きく違ってくるため、一概にこれがオージースタイルだとは言えませんのでご了承ください。

この経験が大きな財産になり、これからも英語を勉強していこうと思ったのでした!

 

それではおやすみなさい😌

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